秋山真之の写真、名言、年表、子孫を徹底紹介

秋山真之

あきやまさねゆき

属性: 軍人
出身: 愛媛県
生年月日: 1868年4月12日
没年月日: 1918年2月4日
年齢: 満49歳没

幼名は淳五郎（じゅんごろう）。海軍中将。作戦担当参謀として参加した日露戦争では、連合艦隊司令長官・東郷平八郎のもと「丁字戦法」を立案。当時最強といわれていたロシア・バルチック艦隊を日本海海戦で撃破する歴史的勝利を導いた。日露戦争での活躍により、日本海海軍では伝説的名参謀として東郷平八郎とともに神格化された。実兄は「日本騎兵の父」といわれた陸軍大将の秋山好古。

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年表

活躍の軌跡。『人生の残り時間』にも注目してください。意外な発見があります。

年月日	年齢（人生の残り時間）	内容
1868年04月12日	0歳（あと49年）	秋山真之、生まれる
1883年09月01日	15歳（あと34年）	秋山真之、上京。
1884年09月01日	16歳（あと33年）	秋山真之、大学予備門（東京大学の予備機関、現・第一高等中学校）に入学
1886年10月30日	18歳（あと31年）	秋山真之、大学予備門を退学して海軍兵学校に入学
1897年06月26日	29歳（あと20年）	秋山真之、米国駐在武官に異動。アメリカ留学へ
1903年06月02日	35歳（あと14年）	秋山真之、稲生すゑとの結婚式を挙げる
1903年10月27日	35歳（あと14年）	秋山真之、第一艦隊兼連合艦隊参謀となる
1905年05月27日	37歳（あと12年）	日本海海戦が開戦される
1918年02月04日	49歳	秋山真之、死去

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秋山真之にとくに関係の深い人物を紹介。家族や恋人、友人など。

[兄弟姉妹] 秋山好古

真之の実兄。「日本騎兵の父」の異名をもつ。日露戦争では無敵のコサック騎兵を打ち破る

9歳年上
[盟友] 東郷平八郎

日露戦争における海軍作戦担当参謀。東郷の指揮のもと有名な「丁字戦法」を立案

20歳年上
[友人・知人] 夏目漱石

文豪。秋山とは東京大学予備門における同級生

1歳年上
[友人・知人] 正岡子規

秋山とは同郷で親友。歌人・俳人として、日本の近代文学に大きな影響を与えた

1歳年上
[友人・知人] 南方熊楠

生物学者、民俗学者。特に粘菌の研究で世界的な評価が高い。秋山とは東京大学予備門における同級生

1歳年上

写真

現代に遺された肖像写真（肖像画）や記念写真。ゆかりの土地や墓所・銅像などの写真も。

エピソード・逸話

教科書には載っていない興味深いエピソードの数々。

秋山真之の戦略・戦術立案能力は当時より高く評価されており、軍神といわれた東郷平八郎をして「智謀如湧」（ちぼうわくがごとし）と言わしめた。
日露戦争の日本海海戦にのぞむにあたり、秋山真之はあらゆる状況を想定して「七段構えの戦法」を立案した。ちなみに七段構えはすべて実行されてはいない。第一弾の夜間攻撃は悪天候で中止、第五〜七段は使わずに勝利を収めた。

名言・辞世の句・最後の言葉

秋山真之が語ったといわれる言葉。人柄や当時の心情が見えてきます。

「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」: ロシア・バルチック艦隊との日本海海戦にあたり、全軍の士気を鼓舞するためにZ旗（Z＝後がない）を掲げた。
「本日天気晴朗なれども波高し」: ロシア・バルチック艦隊との日本海海戦に際し、大本営に打電した一文。全文は以下。「敵艦見ゆとの警報に接し、連合艦隊はただちに出動これを撃滅せんとす。本日天気晴朗なれども波高し」
「流血のもっともすくない作戦こそ最良の作戦である」: 秋山真之が平素から口にしていた言葉。
「人の頭に上下などはない。要点をつかむという能力と、不要不急のものはきりすてるという大胆さだけが問題だ」